ダブルガーゼとタオル地を合わせて作る、表地側から裏側の生地をはみ出させないベビースタイ(よだれかけ)の作り方
ダブルガーゼとタオル地という、縫いズレが起きやすいい素材同士の組み合わせです。ダブルガーゼとタオル地の双方が柔らかくゆがみやすい性格を持っています。形通りにゆがまない縫い方をして、アイロンで形にします。
表側の生地のイメージに裏側のタイル地が入らないように、裏側をひかえて作り表側からタオルがはみ出さない縫い方を学びます。 裏側の素材が表側にはみ出さないと、美しさが格段に変わり、手作り感が払しょくされます。
見た目だけでなく、裏側が表側より小さく縫うのは、服作りでは基本の考え方であり、着用した時に美しく見せてくれます。ベビースタイも同じで首の所から胸の下まで体に添ってくれます。ポケットの蓋を作るときにも応用できる大事な学びをベビースタイを縫うことで身につけられます。
ミシン初心者さんがベビースタイを自慢できる販売クオリティで縫える第一弾のベビースタイのアドバンスに当たる教材です。
講師プロフィール
小川タカコ(おがわ たかこ)先生
文化服装学院を卒業後、フォーマルドレスのアパレルメーカーに就職。サンプル屋に仕事を受け渡す橋渡しの役目をする。その工賃を自分でがっぱり稼いだら、毎日勤めている給料よりも高額で、一生涯現役で暮らせると思い、正社員の座を蹴って縫い子に転身。2年半の昼夜を徹した修業の末、退社。
23歳で結婚を機に独立。
工業用のミシンとロックミシン、アイロンなどローンで購入。
メーカーと直接取引をするために、個人事業主として何が提供できるのか、必死に考え、サンプルを縫ったレポートを無償で提出し、展示会には営業でちゃんと担当者と話し合いをし、その後にもう一度営業して、きちんとレポートの意味を伝える努力をした。
その結果、1992年、イッセイミヤケのPLEATSが誕生する直前に、PLEATSの担当サンプル屋の席を確保する。
1993年春夏のパリコレクションで、イッセイミヤケのプリーツプリーズが全世界に発表され、ファッションショーの舞台に登場に登場したダンサーが躍り、走り回るという前代未聞の機能美を演じた。
2週間で247着を縫えと電話をもらったスポットな仕事を完納した結果が、全世界を揺るがせた歴史に残るショーの裏側でした。
その後、33歳で一家の収入の全てを自分がたたき出さねばならない事態になる。
イッセイミヤケのプリーツ工場が宮城県にあったため、思い切って移住して10数年。
世の中は服飾産業が一気に傾いて、工場のほとんどが倒産する。
サンプル屋の仕事そのものも消えてしまう。
プリーツを着たいという大きいサイズの方々からの熱意に押され、自力でオーダーメイドを請け負うとことに。
8年ほど運営し、3.11の被災に。
通販生活のオファーを受け、大規模半壊していつ倒壊してもおかしくない家に10月まで住み続け、仮設住宅の人と手で寄せたシワ加工のショールを販売。
2011年10月に千葉に転居。
2012年11月、PTSD発症。
2016年5月、ネットで自己商材を販売できないか試行錯誤を開始。
2016年12月、洋裁が自宅で学べる365回講座を販売。
様々な紆余曲折を経て、2018年6月に365回講座が完成。
その他のマニュアル教材を製作中。
生徒数、400人以上。
コースの内容
要件
▪︎ 家庭用でも職業用でもミシンがあること。
▪︎ アイロンがあること。
▪︎ sewingに興味がある人。
解説
はじめまして。
ずぼらでもパリコレ作品が縫えるヒミツ 小川タカコです。
ダブルガーゼが縫いにくいという方は第一弾で縫い方を学んでから、こちらに進んでください。こちらは第一弾はすでに習得済みとして作られたアドバンコースです。
ベビー服の素材に適したガーゼは、”ダブルガーゼ”とパイルになったタオル地を組み合わせて吸水性を上げたデザインです。
市販のよだれかけの画像でも、裏側の生地が周りからはみ出しているのを見たことはありませんか?それが悪いということではなく、異素材の組み合わせでは裏側のイメージを表側に影響させたくないときもあります。
そのような、グレードを上げたい方に最適な教材がこの講義です。
スタイを縫えるだけでなく、雨ぶたのフラップや襟を縫うときにも応用できる、表地のかぶり分の計算の仕方も学べます。
出来上がりの正確さも言うまでもありませんし、着用した時によだれかけが胸元にすっと落ち着くので着画も映えます。記念撮影にもってこいの作品作りにお役立てください。
このコースの対象受講者:
▪︎ ハンドメイドの商品を販売しようとする人
▪︎ 赤ちゃんへのプレゼントをしたい人